疑問:下田の海の特徴を教えてください。
回答:伊豆半島西側には駿河湾があり沿岸まで深海が続いています。東側には相模湾があり伊豆七島を含む浅瀬が続いている。黒潮は伊豆七島を流れることにより複雑な潮流となる。石廊崎から東側には熱帯性の生物が目立ちます。金目鯛の生息に伊豆近海の大陸棚が適していると思われます。 この伊豆近海は日本のほぼ中央に位置しており日本でも優秀な漁場の為全国から漁業に来ています。また日本の海にいる魚が殆んどいます。
疑問:下田の海はきれいですか?
回答:下田の海はきれいです。(下田市のホームページ=自然−海−白浜中央海岸に掲載されている) 白浜中央海水浴場が「日本の水浴場88選」に選ばれました。環境省が定める水質基準のうち特に優れた88ヶ所です。 県内では他に土肥海水浴場が認定されています。 環境省は毎年春に全国の海水浴場などの水質検査をしています。県では4月から5月下旬にかけて県伊豆健康福祉センターが検査をします。 (検査項目:便性大腸菌郡数、油膜の有無、CDO、透明度) 検査の値により適:[水質AA][水質A]、可:[水質B][水質C]、不適の3区分4ランクに分けられます。 また、環境省では「水質が特に良好な水浴場」の[水質AA]の中で、さらに「水質が極めて良好な水浴場」を[水質AAA]の特別ランクで認定している。 全国で[水質AAA]は毎年10〜15箇所程度の中下田の海は13年度に4箇所認定されました。(白浜中央、多々戸、入田、田牛) (AA:外浦、九十浜、鍋田)
疑問:下田の海で汐の早いところはありますか?
回答:汐の流れは沿岸付近や沖合いによっても異なります。神子元島付近で横根から須崎沖に早く流れている場所がある。
疑問:海の深さはどれくらいありますか?
回答:伊豆七島付近の海は200〜1,000m位の棚になっています。その周りは1,000m以上の深さになっていきます。
疑問:下田近海で、魚が減っていますか?
回答:魚は減ってきています。漁業の船舶機器類の進歩と漁獲技術などが向上し必要以上に漁獲量が上がったことや、専業漁業者以外の釣人が増えそれぞれの魚に於ける繁殖力とのバランスが崩れ始めた。(今では漁業者自身で漁場の管理に努め禁漁漁場や禁漁日を設けています。) その他に、まき網やトロール等の方法で一度に大量の魚を獲ってしまうのも原因である。
疑問:海にゴミが捨てられていますか、詳しいことを教えてください?
回答:ゴミが海岸に飛散したり、漁港内や海に浮遊しているのは事実です。 夏の海水浴客が持ち込むゴミでは弁当の容器、飲物容器、ポリ袋、花火等が多くシーズン中は各浜で分別収集をし処分をしていますが夜間のゴミは飛散したままです。 また、シーズン外は浜の各所に放置されたままになっています。 防波堤や船着場付近では釣に訪れた人が持ち込んだゴミが放置されています。弁当・飲物容器、ポリ袋、釣道具等多く見られる。 そうしたゴミが原因で漁船のスクリューに巻き付いたり、給水ポンプに吸込むなどのトラブルがしばしば起こっています。 地元の漁業者を中心に民宿、商店、ボランティアの方々が定期的に清掃をしてくれていますが追い着いていきません。
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